カプセルを開けた瞬間、「あ……またこれか」ってなる瞬間、ありますよね。ダブりです。
ガチャを楽しんでいると、避けては通れないのがダブり問題。子どもが「やったー!」と喜んだ顔が一瞬で「……あれ」に変わる、あの切ない空気。親としても「まあ、ガチャだから……」と言いながら、内心「またか」ってなってますよね。
で、問題はその後です。手元に同じものが2つある。このダブり、どうする? ガチャをやり続けているご家庭には、だいたい定番の「三択」があると思うんです。友達にあげる、飾る、捨てられない——今回はその三択を、我が家の体験談も交えながらたどってみます。
どれかひとつには絶対うなずいてもらえるはず。
三択のリアル:ダブりが歩む三つの道
友達にあげる —— のが、思ったより難しい
一番スマートな解決策に見えて、実はこれが一番むずかしかったりします。まず「あげられる相手」を探す段階で詰まる。同じシリーズに興味のある子がクラスにいるといいんですが、そうじゃないと「……誰にあげよう」で終わる。
勇気を出して「これあげようか?」と聞いてみたら「それ、うちにもある」って言われるやつ。ダブり同士のすれ違いです。なんなら相手の子もそのダブりを持て余していたりして、しんみりした空気になる。
→ 結果、あげる相手が見つからずに持ち帰ってくることが多い。そしてそのまま引き出しの中へ……。
飾る —— と、家の中がどんどん増えていく
「捨てるのはかわいそうだから飾ろう」という方針、最初はよかったんです。棚の端っこに並べたり、窓際に置いたり。でもガチャは続くので、飾るものも増え続ける。気づいたら棚がいっぱいで、床にも置き始めて、なんか知らないうちにすごいことになってる。
しかも子どもは飾ることには熱心なんですが、並べ方のこだわりがあって、「そこじゃない、こっちがいい」って言いながらどんどん配置換えする。いつの間にか家の各所にガチャの子たちが住み着いている。洗面台の横、テレビの上、本棚の隙間……。
→ 飾るのはいいことだと思ってたけど、気づいたらどこを見てもガチャがいる家になっていた。
捨てられない —— これが、一番多い結末
正直に言います。一番多いのはこれです。「捨てよう」と思って手に取るんですが、捨てられない。子どもが「それとっといて!」って言うのはもちろんなんですが、親としても「一応ガチャで出たんだしな……」というなんとも言えない情が湧いてくる。
結果、専用の箱やケースができあがります。「とりあえずここに入れておく箱」。うちにはそれが今、ふたつあります。中身はほぼ見返さないけど、捨てられもしない。開けるたびにダブりたちがみっちり詰まってて、「あー、いたなこの子」ってなる。
→ 捨てられないまま箱に入り、箱ごと押し入れへ。でも捨てようとすると子どもが「それどこ行くの?」って聞いてくる。この繰り返し。
番外編:三択に入らなかった、その他の行き場たち
三択が定番とはいえ、実はもう少しバリエーションがあります。我が家で実際にたどった、ちょっとニッチな行き場もご紹介します。
🔄 交換する
同じシリーズを集めてる子と「持ってないやつ交換しない?」作戦。これが成立したときの達成感はすごい。でもお互いのダブりがかぶってたりして、なかなかうまくいかないことも多い。交換会が開催されるときはわりと盛り上がる。
🎁 親へのプレゼントになる
「これあげる」って唐突に渡されるやつ。前の記事でも書いた「ダブったらママにプレゼント」が実現した版です。デスクに置いてると子どもが嬉しそうにしてるので、それがなんかいい。気づいたら職場にも連れて行ってる。
🎨 工作の材料になる
「これで何か作る!」と子どもが言い始めるパターン。段ボールと組み合わせてジオラマにしたり、粘土と合わせてなんか新しいものを作ったり。ダブりがアートの素材に昇格する瞬間。これはこれで才能を感じる。
「とりあえず箱」の中身を見たら、思い出だった
先日、押し入れのダブり箱を久しぶりに開けたんですよ。整理しようと思って。そうしたら「あ、このシリーズ、あのとき一緒に回したやつだ」とか「これ、誰かにあげようとして結局うちに残ったやつだ」って記憶がじわじわ出てきて、なんか捨てられなくなってしまった。
ダブりって、ガチャを楽しんだ分だけ増えていくわけなので、ある意味その回数の記録でもあるんですよね。箱の重さ=ガチャに投じた情熱、みたいな。そう思ったら、なんか愛おしくなってきた。整理、また今度にしよう、ってなりました。
結局のところ、ダブりの行き場問題に正解はなくて、それぞれのご家庭でゆるく折り合いをつけながら続いていくものだと思います。箱に入れておくのも、飾り続けるのも、工作の材料にするのも、全部正解。ダブりたちも、そのうちちゃんと居場所を見つけるはず。たぶん。
ガチャを長く続けているご家庭あるあるなんですが、最初はダブりを嫌がっていた子どもが、いつの間にか「同じのが2個あると安心する」って言い始めることがある。1個は飾り用、1個は触って遊ぶ用、という謎の運用が生まれたりもする。
ダブりとの付き合い方、気づいたら子どものほうがうまくなってることがあります。大人もそこから学べることがあるかもしれない。
